11時ごろから新宿近辺をフラフラしていました
普段はどこかしら行くべき店を決めて訪問するわけですが、この日は特にあてがありません。
あてが無いというよりは、敢えて決めずに普段なら通り過ぎそうな店に入ろうという気持ちなのです。
そうして30分くらい歩きまわった後に辿り着いたのはこちら。
ビルの7階に位置するアジアンダイニングのお店カラシュ。
パッと見インドカレーっぽいお店ですが、ナシゴレンやガパオ等タイ料理でお馴染みのメニューもあります。
そしてこういったアジアン料理のお店には珍しくスープカレーも取りそろえているのです。
そもそもスープカレーは日本発祥の料理。
インドカレーのお店で頂くスープカレーはどんなものなのか。
ということで逆輸入のスープカレーの実態を突きとめるべく訪問してきたのでした。
新宿駅から徒歩3分となるkalash(カラシュ)は豊富な種類のカレーメニュー。さらにナンとライスは食べ放題!
お店に入ると先客は一人。
エレベーターが開くとすぐ店内という作りです。
場所も少し駅からは離れているので、なかなか足を伸ばす方が少ないのかも知れません。
時刻は土曜日の11時30分ごろ。
7階に位置する同店では窓から新宿の街を見下ろすことが出来る…
と思っていたのですが実際はお店に窓は付いていません。
いや付いてるのかもしれませんが、確認出来ませんでした。
店内はテレビが設置してあり、バラエティー番組が放送されています。
早速メニューを見てみますと
カレーは全9種。
タンドリーチキン等のインド料理の定番も揃います。
からのナシゴレン、ガパオ等タイインドカレー以外も用意されており、むしろそちらがお勧めとの表記。
コンボライスとはなんなのか、お薦めとの記載もありますのでこちらも候補の一つです。
写真を見る限りソーセージのようなものに見えますが。
ディナーメニューを見てみるとガパオはお値段据え置きなのですが、ナシゴレンは100円アップ。
そしてディナーの方にはビリヤニがありました。
ずっと気になっているビリヤニですが、いまだに未食のままなのです。
普通のカレーメニューに比べるとお値段ははるものの、せっかくの機会なので店員の方にランチでも注文出来るか聞いてみましたところ
「日本のお米だったらデキマスヨ」
との事。
察するに、ディナーの場合はインディカ米を使用するけれどもランチ時はジャポニカ米を使っているものと思われます。
ビリヤニは食べてみたいけど、せっかく初めてだし中途半端な形で味わいたくないという気持ちもあり…。
ビリヤニはお店によって作り方はまちまちみたいですが、カレーとお米を合わせて炊き上げるピラフのようなもの。
水分量の多い日本米だとちょっと合わなさそうなのです。
前菜はすべてにネパール風の文言が。
ネパール餃子といえばモモ、ネパールコロッケといえばサモサですが、写真で見るとサモサとはちょっと違う気もします。
ディナーメニューはネパール強めですね。
ちなみにカラシュというのはパキスタンに居住する民族の名前のようで、
つまりインドでもネパールでもタイでもありません。
タイ料理の定番となるトムヤムクンスープもあります。
タイカレーもあり、中華以外のアジア圏の人気料理を頂けるお店です。
夜のスープカレーメニューはこちら
この中からお昼は
・野菜スープカレー
・チキンスープカレー
・パリパリチキンスープカレー
のみ提供可能。
同じスープカレーでも餃子カレーや納豆カレーなどの変わり種を頂きたかったのですが、仕方ありません。
ビリヤニに後ろ髪は引かれつつも、結局この日の注文は野菜スープカレーになりました。
しばらく野菜をちゃんと摂取していない事から体への配慮を込めたオーダーです。
カレーは1~5まで辛さを選ぶことができますので、今回は4辛をオーダー。
セットのドリンクはアイスコーヒーでの注文です。
カラシュで頂くスープカレーは一般的なものとは一線を画す逆輸入スープカレーだった。
待つ事5分程で提供。
ホールに一人と厨房に一人の外国人店員の方がいましたが、ホールの方はいつの間にか休憩に行ったようです。
こちらが野菜のスープカレー。
あれ?さっき見た写真とは大分違うような気が…
改めて見比べてみると、明らかにボリューム不足なのです。
とはいえカレーの汁量がかなり多め。
写真からは分かりづらいかもしれませんが、ラーメン丼一杯くらいの量です。
汁の中にはおそらく大量の野菜が隠れている事でしょう。
気を取りなおしてまずはサラダを頂きます。
こちらはインド料理店定番のすりおろしニンジンのドレッシング。
かと思いきや、少し酸っぱさを感じる味付けでした。
糖質の急上昇を抑えたところで次にご飯に向かいます。
ご飯はジーラライスというクミンを混ぜ合わせたものになっております。
クミンの良い香りが付いたお米で、スパイス料理全般に合うでしょう。
しかしやはりジャポニカ米での提供。
スープカレーですのでむしろジャポニカ米の方が合うかも知れませんが、炊き方がちょっと柔らかめだったのが個人的には残念です。
そしてメインのカレーですが、想像通り中から様々な野菜が顔を出します。
まずは茄子。
半分にカットされてはいますがなかなかのサイズ感。
そしてニンジン。
レンコン。
スープカレーといえば素揚げされた野菜というイメージでしたが、ニンジンとレンコンについては素揚げされた形跡はありません。
若干食感を残す程度に火が入っています。
レンコンは素揚げしてもらった方が美味しそうな気がします。
そしてこちらのピーマンとカボチャ。
スープカレーというだけあって粘度低めのカレーですので、大き目の野菜が入る事によってハネが非常に気になります。
しかしおそらくは紙エプロン等の用意は無さそうです。
そして気持ち程度のブロッコリー。
これら以外にもキャベツ、シメジ、コーン、水菜といった具材も入っており、なかなかの具沢山でした。
で、肝心のスープカレーなのですが
実は僕、スープカレーってあんまり好きじゃないのです。
好きじゃないというか、ご飯をどう消費すれば良いか分からないというか。
美味しいんですけどね。
一般的なお店だとスープカレーはカレーよりもスープの方が強いような気がするのですが、逆輸入のスープカレーは違いました。
スープよりもカレーの印象が強めで、スープカレーというよりもサラサラカレー。
モンスナックを彷彿とさせます。
出汁よりもカレーの味付けが強めなので、ご飯もぐいぐい進みます。
こうなるとお替り自由が威力を発揮しますね。
サラサラとした口当たりの良い表層的な味わいだけでなく、体の奥にも効いてくる深みのある味わい。
舌にザラついたものを感じます。
スパイスによるものなのでしょうが、4辛をチョイスしただけに辛味もなかなかのものです。
苦手な方には甘口も選べるような仕様になっていますが、辛味に強い方には4辛が丁度良いくらいかもしれません。
という事で完食し、レジに向かうわけですが
レジには口直しのフェンネルシードも置いてありました。
僕は必要ありませんが。
ご飯のお替りはしていないのですが、お店を後にするとかなり満腹です。
夕食時にもまだあんまりお腹の減っていない状態でした。
カレーの分量がとにかく多かったので、カロリーもなかなかのものであろうと想像します。
バータイムにこれを頂くのはなかなか背徳感を感じられそうですね。
ご馳走様でした。
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kalash(カラシュ)
◆営業時間
ランチ:11:00~15:30
ディナー:17:30~23:00
◆定休日
無し
※クーポン有
◆場所
東京都新宿区西新宿1-19-11 西新宿甲州ビル7階