この日は奥さんが長女を幼稚園に連れて行きました。
その後奥さんはスーパーに寄ってから我が家に帰ってきたわけですが、家の鍵を持たずに出ていたのです。
家で次女と待っているとチャイムが鳴り、間もなく3歳になる次女がインターホンで母親の声を聞いて喜んでいます。
そこで僕は、今考えればどういった行動原理からなのか分かりませんが
「お母さんの声真似をしているオオカミが来たのかも…」
と伝えてみました。
この前日の夜に読んであげていた絵本がそんなオオカミが登場して子羊を食べてしまうというものだったんですね。
すると娘は大層怯えてしまい、僕がドアを開けようとすることを頑なに拒否。
僕の手を引いて布団の中に逃げ込もうとします。
その様子は非常に可愛かったわけですが、ドアの前で大量の食材を持っている奥さんとしてはこのやり取りのせいでドアが開くまで待たされてしまった事で完全にヘソを曲げてしまいました。
そんなこんなですっかり雰囲気の悪くなってしまった近藤家。
この日はそんな背景ありきの外食。
逃げるように家を後にしたのでした。
そんな中向かった先はこちら
熟成子羊焼肉専門店のLAMB ONE(ラムワン)
店名の通り、一人ラム焼肉を売りとするお店となります。
こちらは歌舞伎町に昨年末オープンをしたのですが、なんとなく足が向かず今日まで訪問を温存しておりました。
店頭には
「LAMB IS NO COUNT」
の頼もしい一文が
おそらくはカロリーの事を言っているものと思われます。
2か月程寝かせていたわけですが、訪問するならこの日しかないと思い立ち早速行ってきたのでした。
一人ジンギスカンの専門店となるLAMB ONE(ラムワン)新宿本店は昨年末歌舞伎町にオープン。女性に人気…かと思いきや先客は男性客のみ
ラムワン店内はカウンター席のみ。
入店すると奥に通されました。
カウンターには一人につき一つのジンギスカン鍋が設置されています。
オシャレな店内ですが、焼肉だけあって良い匂いが漂っています。
匂い対策としては食後の為にファブリーズ的なものが設置してあり、上着は店員の方が預かってくれます。
お店の方でも女性一人でラムの焼肉を楽しめるという事を売りにしていたようだったので、女性客が多いのかと予測していたのですが、意外にも店内は男性客のみ。
しかし店員の方は女性のみで、何故か皆さんカワイイのです。
いや、、、
昨今のコロナウイルスの影響もあり、店員の方は皆さんマスクを着用。
ですので全容を見たわけでなく、厳密にはカワイイのかどうか分かりません。
しかし、マスクをしている人ってむしろカワイイように見えるのは何故なんでしょう?
これは僕だけなのかな?
隠された素顔にミステリアスな魅力を感じるのかも知れません。
完全に気持ちがラムから女性に移っていましたが、気を取り直してメニューを確認したいと思います。
定食メニューは5品。
・塩麴漬けラム肩ロースセット(1680円)
・ごま味噌漬けラム肩ロースセット(1680円)
・贅沢熟成ラム3種盛りセット(2180円)
・熟成ラム肩ロース(1480円)
・塩麴スペインもち豚セット(1480円)
おぉ…
油断してた。そこそこするなぁ。
と思ったのですが、既にカワイイ店員の方に上着を預かってもらっており、今更出るわけにもいきません。
ちなみに店頭にも
このような立て看板が出ておりましたので、本来なら入店前に確認出来ます。
定食はひとまず一番人気の
・塩麴漬けラム肩ロースセット
にします。
野菜は
・グリル野菜
・チーズたっぷりシーザーサラダ
・味噌麹和風サラダ
からの選択が可能。
ここはジンギスカン鍋をフル活用できるグリル野菜。
さらにご飯は16穀米にしてもらいました。
タレも選べるわけですが、お店の方に聞いたところ初めてなら「ラムワンのタレ」がお勧めと言う事ですのでそうさせてもらいます。
こちらは単品メニュー。
特にランチメニュー等はなく
「定食で頼んだ場合よりも安いんじゃないか?」
という気持ちになりますが、わかめスープの分若干定食の方がお得なようです。
あとはこちらの豪快なラムチョップと
ドリンクメニュー。
もはや東京での流行は収束しかかっているタピオカドリンクも抑えております。
ドリンクはまぁ、一般的な居酒屋レベルのお値段。
ラムワン新宿本店は、一人ジンギスカンという特殊性の為に初期投資にそこそこかかっているものと思われます。
ミディアムレアでいただくあまりにも柔らかい肉質のラム!昼から焼肉を頂く贅沢間に包まれた
ということで待つこと10分弱。
しかし厨房内に入っているのも明らかに僕よりも若い女性。
この方が肉を捌いているようには見えませんので、別の時間に職人の方が仕込んで盛り付けるだけの状態になっているのでしょう。
そんな事を考えながら待っていると登場したのがこちら
LAMB ONE(ラムワン)新宿本店で頂く「塩麴漬けラム肩ロースセット」となります。
まずは美味しい食べ方に記載されている通り、ジンギスカン鍋に牛脂をひき鍋の端に野菜を乗せます。
と、ここでプチ事件が。
そんなに入っていないものと思い、グリル野菜の皿を一気に鍋にあけてしまったのですが想像よりも野菜タップリだったようで
こんな感じに。
明らかに野菜が多く、上の方に火が入らないのです。
もう一度皿に戻したわけですが、野菜は半量か3分の一くらいが一度にグリルする分にはちょうど良いかもしれません。
野菜はモヤシが主体とは言え申し分無い量が頂けます。
ラム肉は両面15秒程度を焼いてお召し上がり下さいとの事。
その15秒を利用して定食のほかの部分も見ていきます。
こちらは単品価格が200円となるわかめスープ。
特に特筆すべきものは見当たらず、単品で付いてくるスープとしては若干割高な気がします。
そして何故かセットとして付いてきたキムチ。
まぁ、焼き肉といえばキムチかもしれませんが、ジンギスカンにキムチって正しいんでしょうか?
これについては僕のジンギスカン知識が乏しくわかりません。
ご飯は写真だと黒米の色味が全体を黒っぽくしている印象でしたが、実際はこんな感じ。
16穀がなんなのかについては記載が無かったので分かりませんが、なにかしら16穀入っているのでしょう。
そうこうしているうちに15秒×2の時間が過ぎましたので、ラム肉を狼になった気持ちで頂くことにします。
ミディアムレアに焼き上げ、中はピンク色のラム肉は無茶苦茶柔らかいのです。
羊肉の臭みが好きという方もいるかと思いますが、そのまま頂いても臭みはほとんど感じません。
まずはタレに付けずに頂いてみましたが、そのほとんどが赤身にも関わらず口の中で溶けるような食感。
塩麹のみのシンプルな味付けが肉の旨味を引立て、僅かに感じる羊らしさが残ります。
ラムワンのタレに付けても頂きます。
こちらは甘めの、いわゆる焼き肉のタレ的なもの。
先ほどそのままで頂いた時にわずかに感じた羊肉の臭みもこのタレに付けて食べるともはや全く感じなくなります。
とにかく柔らかい肉質で、2.3回の咀嚼で口の中はスープ上になっています。
モンゴルの人、顎が退化するんじゃないか?
と心配になるようなラム肉なのです。
モンゴルの方も毎日ラム肉を食べているわけではないので大丈夫だと思いますが。
と、そんなこんなで初訪問となった一人ジンギスカンの専門店LAMB ONE(ラムワン)新宿本店
新宿本店とはいっても都内1店舗目のようですので、これから多店舗展開をしていくつもりなのでしょう。
定食それなりにボリュームがありましたが、カロリーの低さからかペロリと食べられます。
ちなみにこちらのラムワン
同じく歌舞伎町にもお店を出す「東京豚骨拉麺ばんから」と同じ会社がバックのようです。
やけに職種の違うところに手を出したなぁー。
最近は一人しゃぶしゃぶだったり一人焼き肉だったりと、都内では一人での行動でも寂しくないようなお店が増えています。
かくいう僕もほとんど一人で食べ歩いているわけですが、家にいる時間は家族と温かい時間を過ごそうと改めて思ったのでした。
ご馳走様でした。
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LAMB ONE(ラムワン)新宿本店
◆営業時間
11:00〜24:00
◆定休日
無し
◆場所
東京都新宿区歌舞伎町1-17-20