さかのぼってこの日記を見て頂ければ分かる通り
ここ最近は
「インパール作戦に従軍する兵士」
の役を演じる為にがっつり糖質制限をしていた僕です。
おかげ様でドラマの撮影も無事終わり、ようやく自主的な食事制限も解除になりました。
始めの2週間くらいで5キロは簡単に痩せましたが、そこからはなかなかしんどかったなぁ…。
糖質制限というか、最後の方はもはや絶食状態になっておりました。
糖質を取らない生活というのは精神的になかなか追い込まれるもので
ダイエット以外に割くモチベーションを生む事が出来ず、ブログの更新も停滞してしまった次第です。
いやーーー
しんどかった。
でももう大丈夫です。元気です。
一度はマイナス10キロに到達した僕の身体も、今ではプラス7キロ。つまり元々の体重のマイナス3キロというベストウエイトでとどまっております。
本日は単純な僕の近況報告なので、全く興味が無い方はそっと携帯を閉じてください。
閉じるタイプの携帯で見てくれている方は少ないとは思いますが。
「いつも飯の話ばっかりしてるやつが舞台に出演してましたよ」
という報告です。
毎度の事ながら、こういう事は出演前に報告しないといけないと分かってはいるのですが、何か一つの事をやってるとついつい他の事は何も出来なくなってしまう僕です。
劇団チョコレートケーキとはなんぞや?ひとまず出演する劇団の紹介
このブログを定期的に見てくれているのは主に食に興味がある方なんだと思うのですが、劇団チョコレートケーキはその名の通り劇団です。
新しいタイプのチョコケーキでは無いので、まずはそこをご了解ください。
しかも
その名前からはまったくもって想像の付かない骨太な社会派劇団となっております。
こちらは劇団自己紹介のページ
⇒http://www.geki-choco.com/about/
改めて見てみると、受賞歴がすごいですね。
読売演劇大賞って劇団でとってる団体はあんまり無いんじゃないかなぁ?
今回の舞台に関しては、出演者は男のみ
当然ながら惚れたはれたの話は一切無く、舞台となるのは第二次世界大戦後の極東軍事裁判!
もうこの時点で
「どんだけー!」
と言いたくなる骨太さを醸し出しております。
因みに僕は現在37歳
それなりの年齢ですので、もうどこの現場に行っても中堅扱いをされるわけですが、今回の座組では僕が最年少。
ごりっごりのベテラン先輩方が身を寄せ合っているのです。
劇団チョコレートケーキが「無畏」上演にあたって展開しているコロナ対策について
そして今回の上演作品は
「無畏」
ふりがなが無ければ読めない人が大半だと思うのですが、「無畏」(むい)と読むそうです。
しかしご存知の通り現在はコロナウイルスの影響下
まだまだ収まりきらないコロナウイルスを前に、演劇の上演てどうなんだ?
と思われる方もいると思いますので、劇団チョコレートケーキの対策をご紹介したいと思います。
まぁ安心してもらうため、と言うよりは
「こんな大変な事やって舞台作ってるんだよ!」
という事を知ってもらいたいが為の記述となります。
・稽古に入る2週間前からは自粛期間をとる
緊急事態宣言が終わったと思ったら再度自粛の要請
クラスターに対する本気度を感じます。
・マスク着用のうえでの稽古
出演者どおしでクラスターを発生させない為の取り組みです。
今はドラマの撮影の時なんかもカメラを回す時以外はフェイスシールドが普通なので、慣れていかないといけないですね。
・飲み会・居酒屋の禁止
これはなかなかきついっす…。
演劇人と言えば毎日飲み歩いているイメージがあると思いますが、実際その通りです。
まぁ若い世代だとそんなに飲まなかったりもするのかもしれませんが。
特に稽古中や本番中はお酒を飲み歩く事はセットだったりするのですが、一切禁止。
家での飲酒のみとなります
・本番前のPCR検査
本番の数日前に検査を受けて、結果が出るのは舞台の初日。
当然誰か一人でも陽性者が出れば舞台は中止です。
このご時世完全に対策をしていても電車等で感染してても不思議では無いので、全員がかなりドキドキしながら検査の結果を待つ事になりました。
結果は全員陰性。
めでたく初日を迎える事になったのです。
舞台公演と言うのは規模にもよりますが、一度の公演に1000万円以上はかかります。
もしも誰か陽性であれば、その時点で1000万円以上のお金が全て無駄。
完全な対策をしているので陽性になった人に責任は無いとはいえ、もしも自分が陽性だったらと思うとかなりのプレッシャーでした。
劇団チョコレートケーキ「無畏」を終えて
今コロナで多くの業界がひいひい言っていますが、演劇業界もその一つです。
今のところ僕自身はそこまで追い詰まっているわけではないのですが、これから先の事を考えるとなかなか厳しいような気がしてしまいます。。。
PCR検査を受ける機会も多いだろうし、その度にドキドキするんだろうなぁ。
ちなみに本番が終わった後も2週間は自粛してくださいと言われているので、今のところ羽を伸ばすわけにはいきません。
これは本番が終わった後にもしも感染が発覚した場合、どこで感染したのか分からない為に観に来てくれたお客様全てを巻き込む事になりかねないからです。
あまりに自粛期間が長すぎて、もう今までの日常には戻れないような気がしてしまいますが、なんとか来年の夏にはコロナに対してもう少し軽い気持ちで接する事が出来るようになってほしいものです。